1949-05-23 第5回国会 参議院 農林委員会 第26号
又皆さんも御存じのように、農業收入の算出を收穫年度主義を採りますために、不当に過大な評價を行いまして農家経済を破綻させていること、税務署の方では今は一石三千五百九十五円だから、米十石穫れるならば三万五千九百五十円の收入だと言いますが、併し一石三千五百九十五円に決まつたのは本年度産米からでありまして、出來秋まで農家の收入となつておりますところの二十二年度産米を今年になつてから供出した分、及び新米が出るまでの
又皆さんも御存じのように、農業收入の算出を收穫年度主義を採りますために、不当に過大な評價を行いまして農家経済を破綻させていること、税務署の方では今は一石三千五百九十五円だから、米十石穫れるならば三万五千九百五十円の收入だと言いますが、併し一石三千五百九十五円に決まつたのは本年度産米からでありまして、出來秋まで農家の收入となつておりますところの二十二年度産米を今年になつてから供出した分、及び新米が出るまでの
第一は、十一月八日と思いますが、この委員会におきまして総務局長が、農業手形は今後も尚やつて行きたい考えであるという答弁をされておるのでありまするが、丁度出來秋で供出代金が入つておりますから、今後の金融は組合でやれるので、農業手形の制度は要らないというような意見が金融機関の或る方面で出ておるということを仄聞いたしておるのでございます。
まず第一点は、從來政府が行つてまいりました食糧確保の方法といたしましては、いきなり出來秋の收穫を押えるというやり方でございましたが、本法案によりまして、農業生産の割当を行いますると同時に、事前の供出割当をも行い、これらの弊害を是正しようというのでありまして、すなわち、あらかじめ包括的な農業計画を策定いたしまして、米、麦、芋、雜穀等の生産数量、供出数量を割り当てて、生産者の供出と生産との責任の限界を明白
そういうような意味におきまして、今回の割当の方法、そうして出來秋に災害があれば供出量の補正をする。それは必ずしも農業災害補償法によるところの、三割以上の減收ということにこだわるわけでは決してないのでありまして、三割に達しなくても、一割でも二割でもそのことによつて自家保有量がそちらの方に相当食いこむということでありますれば、これは当然補正をいたすのであります。
そうしてこの出來秋まで何とかそれで食い繋ぎをして行かなければならん。その中途において物價がどんどん上つて来た。だから去年賣渡した米の相場も後から物價の上昇に準じて追加拂をしてやるのが本当ではないかという議論は或る程度まで筋の通る議論である。ところが、物價が上つた、従つて農産物の収穫に必要とする種々の経費も高くなつて来る。そこで農家はこの秋の収穫を得るまでに再生産のために随分高い費用が掛かる。
たとえばゴムロールのようなものはしかりでありますが、これは割当が経済安定本部でやつておられる関係上、今農林当局にお伺いしてもだめかとは思いますが、これらの点は特に留意されまして、この出來秋に間に合うように、しかも福井縣は早場地方で、特に急いでおるわけでありまするから、出來秋に間に合うよう手配していただきたいと思います。
そういうように出來秋に接近するに從つて、主食の價格は下つてまいるのでありまして、ここにもまた今後の賃金水準、生計の維持という面に大きなサポーター、援助者が控えておるということも考えられるのであります。あらゆるそういつたような要素を総合して、できる限りの努力を拂つて維持していくということを今申し上げるわけであります。
この物價が上りまするのにつきましては、米のほうも同様思いまするが、この出來秋の買収價格というものも引上げなければならん、かように考えております。
精を出してつくつても、いい加減に怠けておつても、出來秋に殘るものは、ただ飯米だけである。保有米だけである。その保有量もしばしば不適正な割當によつて食いこんでいくのでありまして、こういうことで増産が期待し得るものではないと思うのであります。
そうしますと農家は自分の耕作する責任がそこに明確になつてきますし、出來秋の場合の数量がそのときにすでに予定されますから、從來のごとく收穫ができるまで供出数量が決らん。或いは又供出後も追討ち的追加割当をされやせんか。そういうような不安が全く解消いたしまして、精農と惰農の区別もつき、或いは又その生産に対する一つの大きな責任感から、又供出に対する大きな責任も果されることになる。
この命令に從わん者は強制措置を構ずると、こういう印象だけが強く映るように感じるのでありますけれども、大体この法律を御審議願いまして、実施したいという政府の意図は、御存じの通り我が國の主要食物というものが、絶対量が不足する現状の侭で、ただ出來秋のときに供出割当だけでその必要というものを確保しようということは、いろいろな点で非常に困難な実情にあります。
○村上(勇)委員 出來秋になつてこれを加配しても、すでにそのときは冬を迎えるというようなことで、今一刻を爭う問題であろうと思いますので、これはぜひとも急速に何とか御考慮を願いたいと思います。 なお最近毎晩のごとく電氣が消えておる。
但しこれらの方においても農繁期であるとか、出來秋等においては、それぞれやはり手傳いをしますから、その手傳いをする日數の割合に應じて勞務加配はこれは又必要でありますが、原則としてはこういうことがやはり必要ではないか、これをやらない限り、いわゆる飯米農家と稱するものが今度の農地法改正に伴い非常に澤山割り込むという氣配もある實情等から、これらに對する拔本的な御考慮が願えないものかどうかが一つと、それから第二
平野農林大臣は、十一月になれば米の配給が十分にできると声明されておりまするが、出來秋にできた米をやろうというのなら、平野君にあらずとも、これはだれでもできる問題であります。こういうようなことでは、國民は得心できないのであります。今日の國民は、遅配のためにやみ買いをしなければならない。やみ買いをすれば罰せられる。やみ買いをせざれば死ななければならない。食わなければ死ぬるのであります。